バイオ部会の設立趣旨

化学工学会には、研究部門に生物化学工学特別研究会、生物分離工学特別研究会、バイオメディカル研究会、バイオプロセスシステム工学研究会、産業部門にメディカルテクノロジー専門委員会が設置され、化学工学に関与するバイオ関連研究分野において、それぞれ活発な活動を行ってきた。しかし、それぞれの特別研究会、研究会、専門委員会のかなりの部分が重複していたり、年会や秋季大会での講演分野の細分化やシンポジウムの並列開催による各セッショへの参加人数の減少などの弊害も生まれつつあった。また、Asian Pacific Biochemical Engineering Conference, Young Asian Biochemical Engineers Communityなど、日本では化学工学会のバイオ関連分科会会員が中心となって運営しているアジア地区のバイオ関連国際会議の化学工学会としての受け皿もこれまではなく化学工学会としての積極的な活動支援が求められていた。

化学工学会での部会制の発足を契機に、化学工学が関与するバイオ関連分野の学会代表として、当該研究分野に関する知識の交換、情報の提供などを行う場となることにより、当該研究分野の更なる進歩普及を図り、もって国内外の学術の発展と産業の発展に寄与することを目的に、上記の特別研究会、研究会、専門委員会を統合し、バイオ部会を設立した。



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