部会長からのメッセージ

バイオ部会のSDG-持続的発展のために
バイオ部会長 大阪大学大学院工学研究科 大政健史

 本年度より19年目に入りましたバイオ部会の部会長に2018年4月から2年間の任期で就任いたしました。どうかよろしくお願いいたします。

 さて、生物化学工学「Biochemical Engineering」の分野は、1965年に、日本の故合葉修一先生*(東京大/大阪大)、米国のArthur E. Humphrey先生、 オーストラリアのNancy F. Millis先生によって世界初の生物化学工学の教科書“Biochemical Engineering”(東大出版会)によって、その第一歩が踏み出された、 我が国が、世界をリードしてきた分野です。「生物化学工学」関連の教科書も、世界でもこれほど多種多様な教科書が出版されている国は、他にはありません。その観点からも、我が国における本分野の発展が伺えます。
 バイオ部会は、化学工学会におけるバイオを牽引し、さらに大きく発展させていく役割を担っております。その点からも、前会長の本多先生が掲げられた4つの提言、ミッションとアクションプランを引き続き、実行したいと考えています。


【バイオ部会:4つの提言】

・バイオ部会の国際化に向けて
・産学連携の融合促進と活性化
・バイオ部会の組織改編
・バイオ部会の人材育成




【ミッション】

快適な生活と健康の増進に寄与し社会に貢献するバイオ技術の発展をめざします。
生物化学工学のプレゼンスを顕著にすることにより、生物化学工学者のさらなる地位の向上をめざします。


【アクションプラン】

会員が研究や業務の展開のために切磋琢磨する場を提供します。
情報公開を部会活動の原則とするとともに、会員にバイオ関連の情報を提供します。
会員の国際的活動を支援するため、国際学会やシンポジウム等の企画と後援を行います。
バイオの科学と技術に関するサービスや提言を、産業ならびに社会に対して行います。
工学の部会として、従来の学問体系を越える新しい学問分野を拓く活動を行います。
工学と産業の分野において、バイオ部会のプレゼンスを顕示する活動を行います。

 2015年9月の国連持続可能な開発サミットで採択された「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて、国際社会全体の開発目標として、包括的な17の目標:SDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)が、掲げられています。
バイオ部会の研究活動分野は、まさにこの国際社会全体の持続的な発展:SDGsの達成に大いに貢献できる分野です。日本の、世界の持続的発展にバイオ部会が持続的に関わり、活動していくことがバイオ部会のSDGだと考えております。

最後に、ぜひ、生物化学工学に関心をお持ちの皆様のご入会を心から歓迎申し上げます。
今後共、どうかよろしくお願いいたします。


*)本年5月に合葉修一先生はご逝去されました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。


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