産総研ライフサイエンス分野シンポジウム

 平成22年4月よりスタートする産総研第3期は、新成長戦略(平成21年12月30日閣議決定)に大きく貢献することを目標とし、グリーン・イノベーションとライフ・イノベーションの実現を戦略目標としています。産総研ライフサイエンス分野では、バイオプロセス活用による高効率・高品質物質生産技術の開発、先進的・総合的な創薬・医療技術の実現、知的で健康な生き方を創出する技術の開発を大きな目標として、上記二つのイノベーションの実現に貢献しようとしています。そのため、これまで研究対象を中心に組織していた5つの研究部門を目標中心に4つの研究部門に再編します。また、日本発の革新的な医薬品、医療技術となることが期待されている幹細胞利用技術において課題となっている幹細胞の規格化・標準化及び分化制御を目標とする研究センターを新たに発足させます。
 そこで本シンポジウムでは、第3期に向けた産総研ライフサイエンス分野の総合的な技術開発の現状を紹介します。


主催: 独立行政法人産業技術総合研究所
後援:

経済産業省、独立行政法人新エネルギー産業技術総合開発機構、
財団法人バイオインダストリー協会、社団法人バイオ産業情報化コンソーシアム、
バイオテクノロジー開発技術研究組合、社団法人日本農芸化学会、社団法人日本生物工学会

日 時:

2010年4月16日(金) シンポジウム10:00〜17:40、懇親会17:45〜19:30

会 場:

秋葉原コンベンションホール
千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル 2F
http://www.akibahall.jp/index.html

参加費:

シンポジウムは無料
懇親会は3,000円

定 員:

330名

申込方法:

下記事務局あて、メールまたはFAXにて、氏名、所属、連絡先、懇親会参加の有無を記載の上、お申し込みください。
定員になり次第締め切ります。

問合せ先:

独立行政法人産業技術総合研究所
セルエンジニアリング研究部門内事務局
中村吉宏
電話:029-861-3018  FAX:029-861-2962 
E-mail:LS-sympom.aist.go.jp
(は画像になっておりますので、送信の際はお気を付け下さい。)


 プログラム
開会挨拶(10:00)
産業技術総合研究所理事  湯元 昇
主催者挨拶
産業技術総合研究所理事長 野間口 有
来賓挨拶
経済産業省製造産業局生物化学産業課長 荒木 由希子
第1部:ライフサイエンス分野の新展開(10:10〜12:30) 【座長】研究コーディネータ 田口隆久
「ライフサイエンス分野第3期研究戦略」
研究コーディネータ 田口隆久(20分)
3技術領域のトピックス(各20分)(所属は現行組織名)
「生物機能を利用した高効率物質生産領域(バイオプロセス):放線菌を発現プラットフォームとした"ものつくり"」
ゲノムファクトリー研究部門 田村具博
「創薬・高度医療支援領域i(生命医工学):社会における生物時計研究の意義とその可能性」
生物機能工学研究部門 大石勝隆
「創薬・高度医療支援領域ii(糖鎖医工学):
 糖タンパク質分析技術に基づく疾患バイオマーカーの開発と検査創薬のパラダイムシフト
 〜肝繊維化バイオマーカーの意味するもの」
糖鎖医工学研究センター 池原 譲
「創薬・高度医療支援領域iii(生物情報工学):機能性RNAの生体機能を利用した新しい創薬基盤の開拓」
バイオメディシナル情報研究センター 廣瀬哲郎
「健幸産業創製領域i(人間工学):脳情報を活用するニューロテクノロジーの現状と展望」
脳神経情報研究部門 長谷川良平
「健幸産業創製領域ii(健康デバイス):未病評価のためのバイオマーカー開発と新たな健康科学への取組み」
健康工学研究センター 吉田康一
(昼食:12:30〜13:30)
第2部:特別講演(13:30〜14:30) 【座長】理事 湯元 昇
「iPS細胞を用いた神経再生・神経疾患研究」
慶応義塾大学医学部教授 岡野 栄之
(コーヒーブレイク:14:30〜14:50)
第3部:幹細胞工学新研究センターの発足(14:50〜17:30)
【座長】幹細胞工学新研究センター研究センター長 浅島 誠
「幹細胞研究の現状と今後について」
幹細胞工学新研究センター研究センター長 浅島 誠(40分)
新研究センターの重点テーマ(各20分)(所属は現行組織名)
「持続発現型センダイウイルスベクターを使った高品質ヒトiPS細胞の樹立」

器官発生工学研究ラボ 中西 真人

「マイクロ組織アレイチップ及び医薬品アッセイ装置」
器官発生工学研究ラボ 金森 敏幸
「ヒト幹細胞の樹立と分化制御」
器官発生工学研究ラボ 栗崎 晃
「器官形成ロードマップ作成と創薬アプローチ」
器官発生研究ラボ 伊藤 弓弦
「幹細胞の標準化に向けての糖鎖の役割」(ユニット間連携)
糖鎖医工学研究センター 平林 淳
「幹細胞標準化におけるシステム生物学の貢献」(ユニット間連携)
生命情報工学研究センター 堀本 勝久
閉会挨拶(17:30)
産業技術総合研究所総括企画主幹 町田雅之
懇親会(17:45〜19:30)(ホワイエ)


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