ミニシンポジウム「幹細胞から肝細胞への効率的分化誘導のための新戦略」のご案内

趣旨)
 胚性幹細胞や体性幹細胞の目まぐるしい研究開発に加え、iPS細胞の誘導技術の開発により、再生医療の細胞源としての幹細胞の利用は揺るぎないものとなった。一方で、分化誘導のプロセスに関しては、現状では100%の確率で目的細胞へ分化誘導することは困難であり、臨床応用できるレベルの絶対的なプロトコールの確立には未だ時間を要すると考えられる。本シンポジウムでは、最先端の幹細胞分化誘導法の研究を行っている研究者を講師として招聘し、それぞれの分化誘導法の戦略について講演頂く。
 特に、当部会では、以前よりハイブリッド型人工肝臓の開発研究が盛んに行われており、昨今の胚性あるいは体性幹細胞研究の目まぐるしい発展により、人工肝臓の細胞源における問題が解決されるものと期待されることから、肝細胞を標的細胞とした講演会を企画した。


主催: 日本生物工学会セルプロセッシング計測評価研究部会
後援:

化学工学会バイオ部会バイオプロセス専門分科会

日 時:

2009年10月24日(土) 13:00〜16:00

場 所:

九州大学馬出キャンパス 医学部百年講堂
(〒812-8582 福岡市東区馬出3丁目1番1号092-642-6257)

参加費:

無料

定 員: 50名
コーディネーター:

九州大学 井藤 彰、水本 博、上平正道
〒819-0395 福岡市西区元岡744
九州大学大学院工学研究院化学工学部門
TEL 092-802-2753, FAX 092-802-2793
E-mail akirachem-eng.kyushu-u.ac.jp
(は画像になっておりますので、送信の際はお気を付け下さい。)


 プログラム
13:00-14:00 肝幹細胞の性状解析とiPS細胞研究への展開
九州大学生体防御医学研究所 鈴木淳史 先生
14:00-15:00 HNF3β発現誘導によるヒト間葉系幹細胞から肝細胞への分化誘導
鳥取大学大学院医学系研究科 星川淑子 先生
15:00-16:00 オルガノイド培養法によるES細胞から肝細胞への分化誘導と人工肝臓への応用

 九州大学大学院工学研究院 水本 博 先生


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