バイオプロセス講演・見学会「健康食品製造における品質保証の最新動向と実際」

 いわゆる健康食品または機能性食品については高い品質・安全水準が求められる傾向にあり,それに準拠した製造プロセス構築および管理が以前にも増して重要となっています.わが国でも米国の流れを受け,医薬品GMPに準じたGMP認証事業が2つの団体によって開始されています.そこで本講演見学会では,品質保証に関する最新の動向とその実際について,主要関連分野の専門家や経験者の方々にご紹介して頂き,企業の壁を越えた自由な意見交換の場を提供致します.また,健康食品GMPの認定を受けたヤマハ発動機株式会社・袋井第2工場(アスタキサンチン原料工場),アリメント工業株式会社・新富士工場(ハード・ソフトカプセル受託生産),株式会社三協・日の出工場(ハード・ソフトカプセル受託生産)のそれぞれについて,三社のご好意により見学会を実施させていただきます.


主催: (社)化学工学会関東支部・バイオ部会
共催: 日本食品工学会,(社)日本食品科学工学会

日 時:

2009年2月26日(木)〜27日(金)

場 所:

講演会:
静岡コンベンションアーツセンター(グランシップ)内910 会議室
〒422-8005 静岡県静岡市駿河区池田79-4(東静岡駅下車)
http://www.granship.or.jp/

見学会:
ヤマハ発動機株式会社・袋井第2 工場
〒437-0061 静岡県袋井市久能3001-10
http://www.yamaha-motor.jp/bio/index.html
アリメント工業株式会社・新富士工場
〒416-0931 静岡県富士市蓼原889-2
http://www.aliment.co.jp/
株式会社三協・日の出工場
〒417-0061 静岡県富士市伝法3178-1
http://www.sankyocoltd.co.jp/

募集人員: 100名(見学の定員は,ヤマハ発動機30名,アリメント工業40名,三協30名)
参加費:

化学工学会正会員20,000 円,バイオ部会正会員20,000 円,バイオ部会賛助会員15,000 円,化学工学会の維持・特別会員の社員の方25,000 円,学生会員3,000 円です。協賛団体会員の方も化学工学会会員と同等の参加費です。又,会員外は32,000 円,会員外学生5,000 円です。
いずれか1日だけの参加も受付けますので,その旨を事務局までご連絡ください。
参加費にはテキスト代・懇談会費・消費税が含まれます。3社とも見学に対して制限があります。ご希望を加味しながら申し込み順と・ご所属とによって事務局で割り振りをさせていただきますので,予めご了承ください。

申込方法:

申込書[PDFファイル:205KB]に所定事項を記入して、事前に下記までお申し込み下さい。尚、請求書をご希望の方は請求書要と明記して下さい。下記HPからも申し込み可能です。

申込先: 〒112-0006 東京都文京区小日向4-6-19 共立会館内(社)化学工学会関東支部
TEL:03-3943-3527 , FAX:03-3943-3530 , E-Mail:infoscej-kt.org
HP:http://www.scej-kt.org
(は画像になっておりますので、送信の際はお気を付け下さい。)
支払い方法:

受付後お送りする振替用紙にて事前にお振り込み下さい。当日会場での現金支払いも可能です。当日になってのキャンセルの場合は参加費をご請求させていただきます。


 プログラム
2月26日(木)
13:00〜13:45 健康食品の安全性確保について
厚生労働省食品安全部新開発食品保健対策室・主査松井保喜氏
13:45〜14:30 日健栄協の健康補助食品GMP制度の概要−GMP制度が必要になった経緯−
(財)日本健康・栄養食品協会健康食品部部長加藤博氏
1.行政による健康食品の安全性確保の施策とこれに対応した業界の取組みについて
2.安全性確保のためのGMP制度の必要性及び日健栄協の健康補助食品GMP制度の経緯、認定制度の概要、普及活動について
14:30〜15:15 わが国の健康食品GMP制度の問題点と展望
(株)ヘルスビジネスマガジン社会長木村忠明氏
15:15〜15:45 わが国における品質保証制度の問題点
(有)タカ企画代表取締役高松智氏

昨今健康食品のみならず食品業界全体において、偽装、異物混入、薬事法を含む各種法令違反など望ましからざる事件が多発している。こんな中で健康食品にGMP制度を取り入れる動きがあるが、これらの問題点について考えてみる。

16:00〜16:30 微細藻類の大量培養とアスタキサンチン含有製剤「PURESTA(ピュアスタ)の開発」
ヤマハ発動機?ライフサイエンス事業推進部製造グループリーダー佐々木大介氏

2輪車・船舶などの製品と自動車エンジンを製造販売している弊社が、CO2低減という環境問題への取り組みから微細藻類の光合成利用によるCO2固定技術を開発し、この技術を応用して製造販売している健康食品原料であるアスタキサンチン製剤「PURESTA(ピュアスタ)」)について紹介する。

16:30〜17:00 健康補助食品GMP工場の実際
アリメント工業?代表取締役専務若尾修司氏

弊社は健康食品受託製造メーカーで、一貫製造を行っている。ISO9001と健康補助食品GMPの二つのシステム運用による管理書類の複雑さの苦労と、健康食品の製剤化の短期決戦の苦労について紹介をする。

17:00〜17:30 三協における健康補助食品GMPへの取り組み
(株)三協品質保証部取締役部長嘉島康二氏

平成17年2月1日付けの厚生労働省による「錠剤、カプセル状等の適正な製造に関る基本的な考え方について」というガイドラインによって、健康食品製造について各社自主基準によって健康補助食品GMPを取り入れた管理を実施している。

17:30〜18:15 米国におけるサプリメントGMP制度の現状と日本健康食品規格協会GMPの概要
日本健康食品規格協会理事長大濱宏文氏

米国では、FDAによるサプリメントGMPが既に実施の段階に入っている。日本健康食品規格協会では厚生労働省によるGMPガイドラインに基づき、認証を行って来ているが、両GMPには本質的な違いがあるので、この点を中心に両GMPを比較する。

18:30〜

懇親会( グランシップ内懇親会場にて)

2月27日(金)
見学会(午前中で終了) 上記三社の工場のいずれかをご見学.


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